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隕石由来の天然ガラス

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リビアン・デザート・ガラス

(Libyan Desert Glass)

約2600万年前にリビア砂漠に巨大隕石が衝突した時に、衝突の衝撃で高熱で溶かされた砂等が大気に放出され、落ちてくる際に冷却されて出来上がったのがリビアンデザートガラスで、この時に出来たクレーター(Kebira Crater)も発見されています。
また、このリビアンデザートガラスは、ツタンカーメンの胸飾りにこのリビアンデザートガラスが使われており、昔から権力者が重宝していたことが分かります。

10450 g

2322 g

828 g

モルダバイト

(Moldavite)

モルダバイト(Moldavite)は、隕石が落下した際にその熱で地表の砂等が溶融され、出来上がった天然ガラスとされており、産出地はチェコのモルダウ川周辺となっています。
緑色をした綺麗な天然ガラスであり、最近では宝石に使われるようになってきており、供給が限られている為に、極めて高価になってきています。
同じ隕石由来の天然ガラスである黄色をしたリビアンデザートグラス、黒色をしたテクタイトを併せ、天然ガラス3兄弟とも言えます。

33.8 g

29.5 g

29.5 g

テクタイト

(Tektite)

主に南西アジア、オーストラリア、中国で発見されており、地球に隕石が落下した際に、衝撃と熱で地上の岩石や砂が溶けて上空に巻き上げられ、落ちてくる際に冷却され、「天然ガラス」が出来あがったとされており、色はそのところの土地の色が黒かったために黒色をしています。

734.4 g

80 g

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