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アモーチェ隕石コレクションへようこそ

アモーチェ隕石博物館は本州最南端となります和歌山県串本町に2022年1月20日に開館し、所蔵隕石種類は120種類、総重量は700キロを超える隕石専門博物館としては世界でも最大級の規模です。

 

展示室は通常展示室と特別展示室に分かれており、特別展示室には日本の国立極地研究所とフランスの国際共同研究チームが合同で分析し年代測定した結果、太陽系最古である45億6500万年前の火山岩(隕石)であると鑑定されましたアルジェリアで発見されました『Erg Chech 002』隕石をはじめ、29種類の『月(LUNAR)の隕石』、15種類の『火星(MARTIAN SHERGOTTITE)の隕石』も展示しており、これらを一堂に見ることが出来ます隕石博物館は日本では当アモーチェ隕石博物館以外にはなく、世界中の隕石博物館にもないかも知れません。

また、165㎏のアルゼンチンのカンポ・デル・シエロ隕石をはじめ、133㎏のスウェーデンのムオニオナルスタ隕石、26㎏のロシアのセイムチャンパラサイト隕石等、10㎏を超えます隕石は12個あり、これらは当アモーチェ隕石博物館に展示しております。

広く知られた隕石から殆ど知られていない未分類の隕石まで所蔵しており、今後更に収蔵隕石を増やしていき、種類で500種類以上、総重量で1,000kg(1トン)以上のコレクションを目指したいと考えており、日本をはじめ世界の宇宙学術研究に役立てるために専門家の助言を受けながら、宇宙の謎を解明できる手掛かりになるような隕石を中心に集めていくことにしております。

隕石には太陽系誕生の謎を解明したり、隕石の中にアミノ酸が含まれていることが判明し生命の起源の手がかりになったり、数十億年かけて太陽系外から飛来した隕石もあるかも知れず、それらを手に入れ宇宙研究に役立てることが出来れば素晴らしいことだと考えております。

過去の分析技術では分からなかった分析も今の技術では出来るとも言われており、事実、1969年から1972年までにアポロ計画の月面着陸で持ち帰りました月の石は382㎏と言われていますが、中には約50年封印されてきた月の石・砂もあり、それが2019年に解かれアリゾナ大学をはじめ世界中の宇宙研究者に託されて分析が始まっています。

当アモーチェ隕石博物館が所蔵します隕石もいずれ将来の技術で分析され、世界的発見がされる日が来るかも知れません。

特別展示室
エルグチェチ002
NWA6963 (火星の隕石)
特別展示室
特別展示室
WA11273 (月の隕石)
NWA13974 (月の隕石)
特別展示室
ムオニオナルスタ隕石
ギベオン隕石
カンボ・デル・シエロ隕石
キャニオン・ディアブロ隕石
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